はっきりとした理由があるわけではないけど、漠然とそんな事を考えている人は多いと思います。そんな人はとりあえずメルカリ始めてみたらどうでしょうか?
家に物が溢れているなと感じたら
私がメルカリを始めたのは2,3年前、当時はまだ1LDKのアパートに住んでいたこともあり、収納は少なく、ただでさえ狭い部屋の中で、物が多数床に直置きしてあり、いい加減物を減らそう!と思い立った事がきっかけでした。
その物たちの顔ぶれを眺めてみると、着ていない服、使っていないバック、もう読まない本、もう観ないDVD等々…。よくもまぁ自分の命とも言える時間を差し出した労働で得た貴重なお金で、こんなものを買ったもんだと思ってしまう物ばかりでした。
とはいえ、買ってしまったものはしょうがない。今更悔やんでもお金が戻ってくるわけでも無し、捨てるのはもったいないので売ってしまおうと思い、メルカリを始めてみたのでした。
物を持つこと自体に価値を感じていた
なぜそんなに物を集めてしまったのか?
それは今思えば、物を持つこと自体に価値を感じ、物を持っている自分に酔っていたのかもしれません。
誰かに見せたり、自慢するわけではもちろんないのですが、曲がりなりにも自分で働いて稼いだお金で、目に見えてわかりやすい”物”を所有することで、何か自分の能力が向上し、ステイタスでも得たかのように自己満足し、悦に浸っていたのだと思います。
でもそんな幻想は長続きせず、無意味な自己満足の後に残されるのは、使いもしないのに無駄に場所を取るだけの無機質な”物”の山でした。
「売る、減らす」で「買う」を辞められる
その後は結婚したことで、自分の自由になるお金が急激に減少するという半強制的な荒療治(笑)によって、無意味に物を買うという症状はだいぶ和らいだのですが、まだどこかで物を買いたくなる自分がいたように思います。
そんな時に、増えすぎた物を減らし、あわよくば収益を手にしようとメルカリを始めたわけです。
やり始めてみると、売れた時の喜びはひとしおなのですが、これがまぁまぁ手間がかかることがわかります。
まずは商品の写真を撮り、紹介文を考え、高すぎず、安すぎずの価格設定に苦心するといった作業があり、売れた後は商品の梱包、発送、購入者とのやり取りと、結構な時間が必要になります。
もちろん、従来のように自分でネットショップを立ち上げ、小売業を営むような場合と比べれば、手間もかかる時間も比べものにならない位少なくなっているものと思います。(この点はフリマアプリの出現に本当に感謝ですね(^^)/)
とはいえ、後々不要になって場所を取るだけの不要な物を浅はかな考えで買っていなければ、そもそもこの時間は必要無く、もっと別の事に時間を使えていたはずです。
でもメルカリで不用品を出品し、売れるまでのこの一連の流れを経験することで、自分が軽い気持ちで買った不用品を処分するのには、こんなに時間と労力がかかるものなんだということを痛感し、その後に不用品を買うことは劇的に少なくなりました。
メルカリというツールを通じて、自分にとって不用になった物を売ってお金に変える事が出来るという、一般的な効用以上に、自然とこれまでの自分の購買行動を見直すきっかけになるという、副次的な効用の方が今後の自分にとって与える影響が大きいのかな考えたりする今日この頃でした。