昨年の2月に全ての保有株を売却してから、この1年間は株式を保有せず、「暴落を待つ」というスタンスを取っていました。
ですが、この1年の間では暴落と呼べる展開は訪れず、3月の配当権利落ちを前に買いたい気持ちを抑えられませんでした。
そして、自分を貫けなかった男に米国から悲劇の便りが届きました。
緊張で手を震わせた?3年振りの株式購入
前述したように私は昨年2月に保有株を全て売却し、つみたてNISAでの投資信託分を除き、金融資産が全て現金で、この1年間はオールフリー状態(笑)でした。
昨年2月に全ての保有株を売却する前に行った取引と言えば、約3年前のコロナショック時に某金融株を買い付けたのが最後です。
この1年間、一切株式を保有していなかったですが相場の動向を確認してはいました。
しかし、自分がポジションを取っていなかったので、当然ながら株価の上下に一喜一憂することはありませんでした。
(むしろ早く下がらないかなと強く思ってました…)
心の平穏がそこにはあったのですね…。
ただ、それまで株式を保有しているだけで受け取っていた配当金が無くなり非常に寂しい思いもしていました。
また、保有していた株式は売却後に爆上げし、配当金と合わせると逸失利益は数百万円に上り…。
これは株式投資ではよくあることなので仕方がないのですが、こういった前置きがあり3月期末を前に、気になって以前から監視していた銘柄の購入を決め、手を震わせながら”現物買い”ボタンをポチりました。
買った日の夜にシリコンバレー銀行破綻の便り
指値で買い注文を入れ、無事に約定。
1年振りに投資家に返り咲き(笑)
その夜は枕を高くして寝ました。すると翌日、悲劇の便りが…。
金融界隈の時事ネタなど逐一チェックしているわけでもないので、全くのノーマークでしたが…
ニュースを目にし、何やら米国の大きな銀行が破綻したらしい。
そしてそれは、日本の市場にも金融危機という形で不安をもたらすかもしれないということ。
それくらいはなんとなく理解しました。
翌営業日に大きく下落
案の定、翌日の東京市場は大きく下落。
1年振りに買った銘柄が買いと同時に10%近い含み損状態となりました。
3月期末の配当取りに向けて、年度末にかけては株価の上昇が見込めると思っていたのですが、早々に出鼻を挫かれる格好となり、やはり自分には投資の才能があるな(笑)と。
自分を貫きましょう(自戒)
今回、このような事態(笑)となり改めて思うのは、「自分で決めた投資スタイルを守り、自分を貫く」が大事だということ。
私で言えば買いたい気持ちを我慢し、「暴落を待つ」と決めていたわけですが、今回”配当金”という甘美な誘惑に負け、機を待つことなく、再び個別株投資に手を染めてしまいました(笑)
とはいえ、株式を持っていなかったことで、2期貰うことが出来なかった配当金を久しぶりに貰える喜びは何者にも代え難いこともまた事実。
まぁ人間は生きていく中で考え方も日々変わっていくものでしょうから、その時々で自分が後悔の無い決断をしていければ良いのではないかと思います。
…後日談になりますが、この時は1銘柄を買っただけでしたが、今は更に保有銘柄を増やしています。あの時の決意はいったい何処へ。。