会社に就職し、働き始めて給与を得るようになってから、比較的すぐに証券口座を開設し株式投資を始めました。
思い返せば、あれからもう15年を超えています。
当時は今ほどネット証券も多くなく、楽天証券はまだ無い時代。
イー・トレード証券(現在のSBI証券)に口座開設を申し込んだ時のワクワクを今でも覚えています。
莫大な利益を出しているわけではなく、かといって大きな損失も出していない。
トータルで言えば、配当金を除いた売買益で3桁万円の利益は得ている、そんな感じです。
途中〇〇ショックと呼ばれる場面も何度か経験しましたが、相場から退場することなく、のらりくらりと生き延びてきました。
株式投資を始めたきっかけ
株式投資を始めようと思ったきっかけは、母が日頃から
と言っていたから。
かくいう母は、投資の類を経験したことはなかったのですが、母の若かりし頃は銀行の定期預金金利が今では考えられない程の高金利であったはずなので、それを念頭にしての教えだったようです。
私も特に投資について、前もって勉強したということはなく、投資と言えば株式投資!というくらいの軽いノリで口座開設し、取引を始めました。
最初の取引
記憶が定かではありませんが、当時はまだスマホが普及していなかった為、携帯で注文を出して取引していたような気がします。
最初に買った銘柄は「神戸製鋼所」
なぜなのか。
口座開設は軽いノリでササっとやってしまったのですが、取引を始める前に素人なりにも少しは勉強しようと思い、株式投資に関する本を読みました。
そこでなにやら”PBR”,”PER”という株価の割安度を測る指標があることを知ります。
“株は安値で買って高値で売れば儲かる”という定石に従い、スクリーニングでとにかくPBR,PERが小さい銘柄を探しました。
また、自分が全く知らない銘柄よりは知っている銘柄が良いということで、知名度があり名前を知っている「神戸製鋼所」を買うことにしたのです。
買った後は売りのタイミングを探るわけですが、当時は売りのタイミングをはっきりと決めていました。
それは「1円上がったら売る」という単純明快なもの。
当時はまだ株式併合前で、1株あたりの価格が安かったので10000株を買い注文し、約定した直後に指値で「買値+1円」の売り注文を出すということを何度かやったような記憶があります。
そんな浅はかな考えをしていたわけですが、うまくいくはずもなく、買った瞬間から下振れして買値から離れていくこともしばしば。
小さい損切りを何度か経験しました。
当時の投資スタイル
そんな「1万円利確大作戦」は何度か実行しただけですぐに終焉を迎えましたが、その後はある程度ファンタメンタルズを意識した投資スタイルとなり、銘柄選定のだいたいの基準はこんなものでした。
・PER20倍以下、PBR1倍以以下、自己資本比率30%以上で銘柄をスクリーニング
・該当銘柄のチャートを確認し、現在値が高値圏でないことを確認、安値圏での上がり調子であれば尚良し
・軽く財務諸表を眺めて数字に問題が無いことを確認する
現在も選定のやり方はあまり変わっていませんが、ここ最近は長期保有が前提となり、あまり売買をしていないので、次に売買するときは配当性向なども考慮して柔軟にやっていきたいと思っています。
現在の投資について
当時は日本の個別株の取引のみをやっていたのですが、現在は下記の取引を行っています。
・日本の個別株
・つみたてNISA(米国株インデックスファンド)
・米国高配当株ETF
日本の個別株、米国高配当株ETFについては昨年初めに高値と判断したことと、少し自分の精神状態が良くなかった(笑)こともあり、全て売却し、ポジションを整理しました。
今もまだ持っていませんが、今後時期をみて再参入する予定です。
まとめ
今回は、「気づけば長いこと投資をやっているな」という振り返りのお話でした。
ネット界隈でよく聞くのは、何億、何千万、儲けたというド派手な話が多いですが、それは話題になるからであって、私を含めた大多数の投資家は小さな利益と損失を繰り返しながら相場を生き延びてきた方々であろうと思います。
今後も地道に相場を楽しみながら生き延びていきたい!