雑記

目指すのは「やらなければいけないこと」が少ない人生

分がどういう人生を送りたいのかを考えた時に、行き着いたひとつの答えが「やらなければいけないこと」を出来るだけ少なくしていきたいということ。

「何かを成し遂げたい」という意味での目標は無い


今まで30数年生きてきた中で、夢や目標みたいなものは、あまり持ったことがありません。

強いて言うなら小学生の頃のサッカーの「リフティング1000回」くらいでしょうか。いや、小学生の時にはJリーガーになりたいとも思っていましたが。。

それ以降は、人生の節目節目でその時の「やらなければいけないこと」をひとつずつ消化していく中で、結果的に今の進路を辿っているという感じです。

まだ小さい時は誰でもそうだと思いますが、4歳になったから、幼稚園に通うようになり、7歳の年になったら、小学校に通い、12歳になったから、中学生になりました。

15歳にもなると、高校に進学するかしないか、あるいは、志望校選びを通じてようやく人生を自分で選択する事になる人が多いのではないでしょうか。

私はこの時点で、自分の人生を通じてやりたいことがあるわけでもなかったので、高校卒業後の就職を意識して、就職に強い地元の工業高校を進学先に選びました。

これは就職して働きたい!という強い意志があったわけではなく、高校を卒業する年齢になると、大学に行くか、就職して働くかという、社会の大多数の人がする選択を当たり前のように自分もして、いずれかの道に進むものだという思い込みがあったからです。

そして、18歳になり無事工業高校を卒業し、地元の会社に就職し現在に至ります。

もちろん人生の選択は、他の誰でもない、自分自身でしてきたわけですが、そこに確固たる強い意志があったわけではなく、なんとなく流れに身を委ねてきたように思います。

若いときにはその事に対して「このままで良いのか」といった思いや、言い知れぬ焦り、焦燥感のようなものがありました。

ですが、年を重ねるに連れ、その感情は薄れてきています。これは若いころには誰にでもあるような自分に対しての根拠の無い自信が無くなり、現実を直視するようになったことの証左でもあります。

それが良いのか悪いのかはわかりません。良くも悪くもその自信が自分を突き動かす原動力であり、人生を切り開いていく為には必要なエネルギーだとも思うからです。

ただ、現状無いものは無い、むしろ自分が求めているのは、何かを追い続けて消耗するよりも、のんびりと自分の思うままに、常に「今」を楽しんでいきたいということです。

少しでも自由な時間を増やしたい、その為に「しなければいけないこと」を手放していきたい


やり遂げたい事がないというのは、仕事に対しての話で、自分の趣味レベルの事ではいくらでもやりたい事が有り、それらの事をやる為には膨大な自由な時間が必要になります。

残された人生の時間のうち、自由な時間の定義は

自由な時間 = 自分の残り時間(寿命) -「しなければいけない事」に費やす時間

であり、自分の残り時間は誰にもわからないので、自由な時間を増やすには「しなければいけない事」に費やす時間を減らすしかありません。

しなければいけない事は人生において多々ありますが、その大部分を占めるのが仕事をする時間。

生きていく為にはお金が必要であり、お金を得る為には仕事をしなければいけません。残念ですが、これは避けようがない現実。。

であれば、この仕事に費やす時間をいかに減らしていくか…

方法として、私には下の3つくらいしか思いつきませんでした

仕事に費やす時間を減らす方法
  1. 仕事で得られるお金の「時間単価」を上げる
  2. 仕事以外でお金を稼ぐ
  3. 生きていく為に必要なお金の水準を下げる(支出を減らす)

①をサラリーマンが実現するには、昇級・出世をして、給料を上げるしかありませんが、ダメリーマンの私にとっては、いばらの道であることは明らかです(笑)

となると、②,③に活路を見出すしかありません。

現時点では、②を実現する為の取り組みが本ブログや、株式、投資信託等の資産運用になります。

また、③については昨年、既に固定費の削減を実行し、支出の最適化を行ったところです。

これらの具体的内容については、あらためて別記事にしたいと思います。

最後に

以下はphaさん著書からの引用です。以前は目標を持たない生き方に、このままで良いのだろうかと考えていた時期もありましたが、下記を読んで、少し気持ちが軽くなった事を覚えています。

コンサマトリーとは、自己充足的、現状快楽型(その時を楽しむ)といった意味があるようです。

人生ではときどき「今を犠牲にして先のためにがんばる」というのが必要なときもあるけど、基本はコンサマトリー的に生きるのが幸せに生きるコツだ。
生活の中にコンサマトリーな部分がないと、多分人間はもたない。
そもそも人の人生は、何か大きな意義のために生きるというものではなく、その「生そのもの」を充実させるためにあるのだ。
何の役に立つかとかややこしいことは考えずに、素直にやりたいと思えることをやろう

未来の為にお金を稼いだりすることも大事ですが、なるべく「今」に目を向けて人生を楽しんでいきたいですね。